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†クジストーリー†


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再会編*6*「クジストーリー:familySide」

2011.03.04  *Edit 

クジが入社してからしばらくたったある日。
口から出まかせにより無事入社したクジは立派に働いていた。
一方で仕事に追われつつ、一方で女性社員に追われる毎日。
見事、それをこなしていたのであった。


さてさて、クジが頑張っている最中、アサヒは……。
「あ~あ、また交渉失敗だった。クジの力でも借りようかな?」

こりゃダメだ。クジに頼っている状態だ。
クジにはおのおの力が備わっているので、このごろでは、アサヒはそれに頼る始末。
一回、クジに怒られたほうがいいかもしれない。


† † † † †


さてさて。
夕日も落ちかけて、平和(?)な一日が終わろうとしていた。

アサヒは疲れ果てて、社長机にもたれて寝かけている。
とりあえず何だかんだで何かを一生懸命したようで、うとうとと夢の中に入りかけていた。


しかしその時、いきなりクジがドアを勢い良く開けたのだった。
「アサヒ社長! お客様が! 実はそれが……」
アサヒはクジの言いたいことが全くわからず状況が飲み込めない状況に混乱するばかり。
何事かさっぱり分からない。

「むにゃ? なんだって?」
クジは日頃のストレスがついに爆発!
仕事で忙しいし、女性社員から逃げる羽目になるし。ストレスは最高兆だったのだ。

アサヒは次の瞬間、しゃきっと立つことになる。

「さっさと起きろー! いい加減にしろ! どいつもこいつも」
クジがスピーカーをどこからか持ってきて(一体どこから?)アサヒの耳元で大声で叫んだのである。
アサヒはあっという間に目が覚めて、イスに座るはめに。


で、そのお客様っていったい誰なのか?
「クジ、お客様の名前は? とりあえずお招きして」
スピーカーによってやっと正気に戻ったアサヒは、いつものアサヒ、つまりアサヒ社長へと戻った。

なぜか若干うつむき加減のクジが案内すると、風変わりな人がどかどかと入ってきた。


† † † † †


まん丸に太った、かなり身長が低い女性一人。
のっぽで天井近くまで背がある男性一人。
かわいらしい服を着た、小学生くらいの女の子一人。(でも顔はキツイ)
で、クジとそっくりな人一人。


アサヒは、あまりに風変わりな人が入ってきたので、眠気もあいさつも、全部吹っ飛んでしまった。
驚きすぎて声が出ないアサヒの代わりに、クジがアサヒを紹介した。
「えーと……紹介します。ここの社長、アサヒです」

アサヒは硬直したままぺこりとお辞儀。
で、まん丸に太ったかなり身長の低い人が、いきなり唐突に喋りだした。
その言葉は誰が聞き取れたであろうか?


「自己紹介シュルワン。わたくしサンゴですわん」


アサヒは『は?』のまま硬直してしまった。

この人は外国人? でも、この時間にお客様、来るなんて聞いてない……。
だいたい、小学生っぽい人や、クジとそっくりな人もいる……?
アサヒは頭をフル回転させて、この人たちが誰なのか考えたのだが、分かるはずもなかったのだ。
なにしろ……こいつらはアサヒの全く知らない人だからだ。

クジが申し訳なさそうにそのお客様を指差し、
「アサヒ、この人たちは僕の家族だよ。僕がしっかり仕事しているか見たいってよ」


† † † † †


アサヒは、がらっと態度を変え、
「そうですか、そうですか! クジはしっかり働いていて、私たちより、
何1000倍もすごいですよ。とりあえず腰掛けてください!」と、
クジをかなり褒めちぎったのだった。

なぜかって?
日頃こき使っているのがバレたらあんなことやこんなことをされるに違いないからである。
アサヒの額には冷や汗がだらだら。

しかしそれに気づかぬ家族は、どっかりとソファーに腰掛けた。
すると、家族は「はああ……」とわざとらしくため息をつき、アサヒを見上げた。

まさか、ばれたのか?
クジが告げ口したのか?
アサヒはとりあえずばの雰囲気をなごませようと、
「あの……どうしたのでしょう? 暑いですか?」と、お茶を煎じながら言った。
自分が社長という立場であることなんか、アサヒはとっくの昔に忘れているのであった。


するとサンゴは首を振り振り、またため息をつく。
「当たり前じゃないですののノン。うちのオーシャンが、
人より出来るのは、当たり前じゃないですのん」

どうもオーシャンとはクジのことらしい。
よくよく考えると、クジと言う名前はアサヒが勝手につけたものだから、
本名があって当たり前なのである。

唖然として何もいえぬアサヒを無視して、サンゴは一人ずつ指差し、自己紹介を始めた。
「こち~ら、デッド。(のっぽで天井近くまで背がある男性)
んで、こ~ちあらフラー。(かわいらしい服を着た、小学生くらいの女の子)
最後はー、ドロップ。(で、クジとそっくりなやつ)
分かりましわなん?」


† † † † †


意味不明の言葉でしゃべるので、アサヒはちんぷんかんぷん。
そして何を考えているのやら分からない。

クジの家族は、アサヒにとって「嫌な人」というイメージのレッテルが張られてしまったのだった。
チャンチャン。


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