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†東方蓬莱島(二次創作小説)†


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*8*「今しがたルナクロックを」

2009.06.06  *Edit 

アシュリーはゆっくりと魔理沙の方を向いた。
「じゃあ、いいわ。“蓬莱島”に会いにきなさいよ!」
そしてそれだけを言うと、指を鳴らして消えた。


周りはまた静かになった。
……つい今しがたまで弾幕が飛んでいたなんて、誰が思うであろうか?
空は碧く、小鳥は囀る、いつも通りの幻想郷だ。


「――さて、本題へとはいりましょうか」
咲夜はゆっくりと魔理沙の方へと向きつつ、一呼吸をおいて言った。
「魔理沙、一体何があったのです?」

魔理沙は重たい口を開いて、ゆっくりと話し始めた。
アシュリー・ピチカートのことも、マスタースパークを打ってはねかえされたことも。


「……そういうことだ。私は行く」
魔理沙はほうきを西南の方へと向けた。


† † † † †


「それはダメよ、魔理沙」
咲夜は魔理沙の前に出て、魔理沙の行こうとする方向をふさいだ。

「まりさー、もしかして一人でいくつもりなの?」
フランも咲夜の後ろに隠れて、咲夜と同じように道をふさぐ。


魔理沙は非情にも、そんな二人を押しのける。

“お前たちには関係ねえだろ、邪魔するな”
氷のような冷たい目が、何も言わなくてもそれを語っていた。


「魔理沙。アシュリーは貴女が叶わなかった相手よ」
叶わなかったという言葉に、魔理沙が少しだけ反応した。

「……なのにまた、たった一人で立ち向かうつもり?」
咲夜はみんなで倒しに行こうと、案を持ち出したつもりだった。
しかしその言葉は、魔理沙に一人で立ち向かうことをさらに駆り立ててしまったのである。

「うるせえ! みんなにメーワクかけるわけにいかねえだろ」
そう言うと、またほうきの体制を立て直した。
もちろん方向は西南である。


「ああ、もう! 妹様、少しの間だけ……魔理沙を止めてください!」
咲夜は見るに見かねたようだ。
そして、フランに一言そう告げると、地上へと急降下したのであった。


† † † † †


霊夢は急に爽やかになった空を見つめていた。
これはいったいどういうことだ、と。

異変がおさまったのか……はたまた、これも異変の予兆なのか?
ただ、上空で何かあったことは、もはや火を見るより明らかである。


「よし、行ってみよう」
そう、霊夢が上空へと飛びはじめたときだ。
咲夜が急降下してくるではないか。

「あれ? 一体何があったの?」
「とにかくこっちへ来て!」
霊夢に有無も言わせないまま、咲夜は霊夢の手を引っ張って急上昇した。


魔理沙を説得できるのか、少々心配にかられながら。


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