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†Starbow Break†

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再会編*6*「クジストーリー:familySide」

†クジストーリー†


クジが入社してからしばらくたったある日。
口から出まかせにより無事入社したクジは立派に働いていた。
一方で仕事に追われつつ、一方で女性社員に追われる毎日。
見事、それをこなしていたのであった。


さてさて、クジが頑張っている最中、アサヒは……。
「あ~あ、また交渉失敗だった。クジの力でも借りようかな?」

こりゃダメだ。クジに頼っている状態だ。
クジにはおのおの力が備わっているので、このごろでは、アサヒはそれに頼る始末。
一回、クジに怒られたほうがいいかもしれない。


† † † † †


さてさて。
夕日も落ちかけて、平和(?)な一日が終わろうとしていた。

アサヒは疲れ果てて、社長机にもたれて寝かけている。
とりあえず何だかんだで何かを一生懸命したようで、うとうとと夢の中に入りかけていた。


しかしその時、いきなりクジがドアを勢い良く開けたのだった。
「アサヒ社長! お客様が! 実はそれが……」
アサヒはクジの言いたいことが全くわからず状況が飲み込めない状況に混乱するばかり。
何事かさっぱり分からない。

「むにゃ? なんだって?」
クジは日頃のストレスがついに爆発!
仕事で忙しいし、女性社員から逃げる羽目になるし。ストレスは最高兆だったのだ。

アサヒは次の瞬間、しゃきっと立つことになる。

「さっさと起きろー! いい加減にしろ! どいつもこいつも」
クジがスピーカーをどこからか持ってきて(一体どこから?)アサヒの耳元で大声で叫んだのである。
アサヒはあっという間に目が覚めて、イスに座るはめに。


で、そのお客様っていったい誰なのか?
「クジ、お客様の名前は? とりあえずお招きして」
スピーカーによってやっと正気に戻ったアサヒは、いつものアサヒ、つまりアサヒ社長へと戻った。

なぜか若干うつむき加減のクジが案内すると、風変わりな人がどかどかと入ってきた。


† † † † †


まん丸に太った、かなり身長が低い女性一人。
のっぽで天井近くまで背がある男性一人。
かわいらしい服を着た、小学生くらいの女の子一人。(でも顔はキツイ)
で、クジとそっくりな人一人。


アサヒは、あまりに風変わりな人が入ってきたので、眠気もあいさつも、全部吹っ飛んでしまった。
驚きすぎて声が出ないアサヒの代わりに、クジがアサヒを紹介した。
「えーと……紹介します。ここの社長、アサヒです」

アサヒは硬直したままぺこりとお辞儀。
で、まん丸に太ったかなり身長の低い人が、いきなり唐突に喋りだした。
その言葉は誰が聞き取れたであろうか?


「自己紹介シュルワン。わたくしサンゴですわん」


アサヒは『は?』のまま硬直してしまった。

この人は外国人? でも、この時間にお客様、来るなんて聞いてない……。
だいたい、小学生っぽい人や、クジとそっくりな人もいる……?
アサヒは頭をフル回転させて、この人たちが誰なのか考えたのだが、分かるはずもなかったのだ。
なにしろ……こいつらはアサヒの全く知らない人だからだ。

クジが申し訳なさそうにそのお客様を指差し、
「アサヒ、この人たちは僕の家族だよ。僕がしっかり仕事しているか見たいってよ」


† † † † †


アサヒは、がらっと態度を変え、
「そうですか、そうですか! クジはしっかり働いていて、私たちより、
何1000倍もすごいですよ。とりあえず腰掛けてください!」と、
クジをかなり褒めちぎったのだった。

なぜかって?
日頃こき使っているのがバレたらあんなことやこんなことをされるに違いないからである。
アサヒの額には冷や汗がだらだら。

しかしそれに気づかぬ家族は、どっかりとソファーに腰掛けた。
すると、家族は「はああ……」とわざとらしくため息をつき、アサヒを見上げた。

まさか、ばれたのか?
クジが告げ口したのか?
アサヒはとりあえずばの雰囲気をなごませようと、
「あの……どうしたのでしょう? 暑いですか?」と、お茶を煎じながら言った。
自分が社長という立場であることなんか、アサヒはとっくの昔に忘れているのであった。


するとサンゴは首を振り振り、またため息をつく。
「当たり前じゃないですののノン。うちのオーシャンが、
人より出来るのは、当たり前じゃないですのん」

どうもオーシャンとはクジのことらしい。
よくよく考えると、クジと言う名前はアサヒが勝手につけたものだから、
本名があって当たり前なのである。

唖然として何もいえぬアサヒを無視して、サンゴは一人ずつ指差し、自己紹介を始めた。
「こち~ら、デッド。(のっぽで天井近くまで背がある男性)
んで、こ~ちあらフラー。(かわいらしい服を着た、小学生くらいの女の子)
最後はー、ドロップ。(で、クジとそっくりなやつ)
分かりましわなん?」


† † † † †


意味不明の言葉でしゃべるので、アサヒはちんぷんかんぷん。
そして何を考えているのやら分からない。

クジの家族は、アサヒにとって「嫌な人」というイメージのレッテルが張られてしまったのだった。
チャンチャン。
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再会編*5*「嘘か真か、嘘から出た真か」

†クジストーリー†


するといきなり、
「お帰りなさいませ! 今日も仕事、頑張って下さい!」
と、総勢20人ぐらいのタキシードを着た男の人や、
黒い色のスーツを着た女の人たちが、大きな声で出迎えた。

クジがざっと周りを見渡すと、豪華だろうと思われるつぼは四十個ほど、
タキシードを着た男の人たち・黒い色のスーツを着た女の人たちは、千人以上はいる。
さらに、アサヒやクジが通っている廊下には、真っ赤でこれも豪華だろうと思われるカーペットが、
これまた一面に敷かれているのだった。

「これは……すごい!」
クジは驚きのあまり、これしか言葉が出せなかった。
そんな驚くクジをよそに、アサヒはるんるんとカーペットを歩いている。もちろん手ぶらだ。

「あっちはこうで……こっちはあれで……」
アサヒは歩きながら一つ一つの部屋を指差して、どの部屋が何なのかをクジに教えはじめた。
一応口から出まかせでも、きちんとやるのがアサヒである。
適当だがしっかりしているところもあるのだ。

「はい、アサヒ社長」と、クジはクジでアサヒの言葉を一言も聞き逃さぬように必死だ。


† † † † †


そんなこんなでしばらく歩いていると、とうとうつきあたりの部屋についた。
「あ、あれが社長室!」

今までのすごさとはうって変わって、社長室は部屋が小さく、こじんまりとしている。
扉を開けると、これまたこじんまりとしている部屋だ。
綺麗なソファー二つと、社長机・社長イスが並んでいるだけ。
そして、社長机・社長イスの真後ろに青々としたカーテン。

しかし、普通の部屋なはずなのに妙なのが一つあった。

「社長、あれは何なんです?」
「あれ」とは、その場の雰囲気に合っていないアサヒの背ぐらいの大きな本棚のことだ。
その大きな本棚にはかなり難しい本がいっぱい。しかしあまりに大きくて不自然である。

「あれはね……まだ秘密ー。あれには大きな秘密があるのよー」
やっぱりここでもじらすアサヒ。
クジは忘れていたイライラを感じました。
ここでさっさと何なのか教えればいいものを。アサヒはじらし好きらしい。


† † † † †


とにかく、いくら口から出まかせとは言ったものの、入社するとなれば一大事だ。
何しろ、クジは宇宙人なのだ。
証明書から年齢から、何から何まで、偽造・偽造・偽造!
偽造のオンパレードを繰り広げなければならない。


「それで、ここにいる間だけは、アサヒって呼ぶのはやめてよね。
なんかいろいろと質問されそう……女性社員から」


皆の衆は覚えているであろうか、このお話の冒頭を……。

その容姿はすっとした顔立ちに、肩までつく長めの髪の毛。
髪の毛は、後ろで軽く束ねている。
服は買ったばかりだろう新品のスーツで、きらきらな綺麗なくつ。
カッコいいといえばカッコいいのですが、どこか普通の人とは違うような気がするのだった。


まあ実際に見ないと分からないのだが、本人が気がつかないほどカッコいいのだ。
ここの女性社員はメンクイな人が多いので、クジはあっという間に注目の的となってしまうだろう。

クジはみんな知っている通り宇宙人だ。
宇宙人だからこそ、女性社員から逃げるために透明になったりとか、
女性社員が気づかないうちに社長室に行ったりとかが、とりあえずは可能なのである。


だが、この女性社員に追われる日々。はたしてクジは、この状況に耐えられるのだろうか……?

*11*「シルクロードアリス」

†東方蓬莱島(二次創作小説)†


「え……?」
魔理沙はぴたりと動かない。

アースライトレイと唱えたし、魔力も込めた。
それなのに……。

「魔理沙」
アリスが肩に手をおく。それは少しだけ暖かかった。
「魔力がかなり弱っているわ。このままじゃ、スペルカードなんてもってのほか。
もしかしたら魔力が消えるかも……」


魔理沙は呆然とした。
当たり前のように使っている魔力が、まさか突然消えるなんて。

魔力の強い野草を調合しようか。
他の魔法使いから少し借りようか。
魔力が今消えるわけにはいかないのだ。

魔理沙の頭は、どうやったら魔力が戻るかとしか考えていなかった。


「魔理沙」
再び、アリスの声がする。
「なんだよ、日頃の恨みでも果たせばいいじゃねえか」
むしゃくしゃとした魔理沙は減らず口を叩いたが、
アリスは穏やかに言った。


「泊まっていったら?」


† † † † †


「え?」
いきなりの招待に頭をひねる。
いつもなら家に入ることすら拒むのに、泊まっていったら?

魔理沙はいつもと違うアリスを、訝しげに見つめた。

「いいじゃない、ちょっと位。
毒入りのスープを出そうなんて思っていないわ」
アリスは家を指さしながら、さらに念を押した。


魔理沙は腕を組みながら考える。

西南に行かなければ。
しかし魔力が弱まって使い物にならない。

しばらく考えこんだ後、
「ちょっとならいいぜ、ちょっとなら」
そう、魔理沙は答えを出した。

アリスはたくさん本を持っている。
もしかしたら、魔力を戻す方法を探せるかも知れない。
そう思ったのだ。


アリスは霧雨魔理沙の手を引いて、
家の方へと歩いていった。

*10*「夜中に見えぬアースライトレイ」

†東方蓬莱島(二次創作小説)†


アシュリーの件は一先ずおいておくことになった。
魔理沙やフランが負けた相手だし、人を集めないと敵わない。
そう咲夜が判断したのだ。

「良く分からないけど……。
とりあえず、明日になってからね。もう夕方だし」
霊夢はそれだけを言うと、神社の方へ帰っていった。
フランもあくびをして眠たそうだ。


「じゃあな、明日」
魔理沙も自分の家へとほうきを向ける。
日は暮れてしまい、空には一番星がきらきらと輝いていた。


† † † † †


魔理沙は自分の家「霧雨魔法店」の目の前に立っていた。
辺りは真っ暗で、いよいよ妖怪が動きだしそうだ。

「どうしてか分からないが、
アシュリーはきっと、私のことを恨んでいるんだよな……」
あの日からもう3年半位経つだろうか。
魔法使い霧雨魔理沙になる前に、約束したあの日から。

アシュリーはどうして、あの日来てくれなかったのだろう。
そして今、私に攻撃を仕掛けるのはなぜ?

真偽を確かめなくてはならない。
あの日に一体何があったのか、訊きに行かなければ。
他の人の手をかりてはダメだ。
これは私とアシュリーの問題なのだから。


魔理沙はほうきに乗った。
方角は西南。行き先はもちろん蓬莱島だ。


† † † † †


アリス・マーガトロイドは人形を作っていた。

今回もなかなか良い出来だ。我ながら上手い。
そう自画自賛しながら、完成した人形を机に飾った。

「ねえアリス、あれは魔理沙なの?」
と、窓から外を眺めていた上海人形がアリスに尋ねる。

「バカね、そんなわけないじゃないの」
何を言っているのだろう。
今は真夜中なのに、魔理沙がこの辺りを通るわけがない。

アリスはそう思ったが、
あまりに上海人形がうるさいので、興味本意で見てみることにした。

「ほら、魔理沙」
上海人形の指し示した指の数十メートル先には、黒い装束を身に纏った少女がいた。

「本当に、魔理沙……?」
間違いない。
あんな服を着るのは彼女しかいない。


その少女は棒のような何かをずっと眺めている。
時たまそれを振り回したり、ばしばし地面を叩いたり。
しまいにはその場にしゃがみこんでしまった。

「ち、ちょっと魔理沙」
アリスはそこへかけていった。
魔理沙が目の前で何かをいるのだ。
どうせ面倒ごとだろうし、放っておく訳にはいかない。


近づくと、やはりそれは魔理沙だった。
左手にはほうきを持っている。
「魔理沙、今日はずいぶん出掛けるのね。こんなところに何の用かしら」

そう話しかけたときだ。
アリスは魔理沙の様子がおかしいことに気づいた。

「ああ、なんだ、アリスか……」
魔理沙は軽く手をふると、西南の方へと歩き出す。


「ま……待ちなさい!」
アリスは魔理沙を引き留めた。
このままではまずいことが、アリスには判っていたからだ。

「全くうるせえなあ。夜中だけど、ちょっと位なら付き合ってやるぞ?」
魔理沙はそう減らず口をたたきながら、八卦炉を帽子から取り出した。


「アースライトレイ!」
魔理沙はスペルカードを発動した。

Rain(ケータイ詩集)

†ただの詩集†


降り行く雨は懐かしく 私の心は雨の中

傘を貸してくれたあなたは
名前すら言わずに行ってしまった

あの時あなたに出逢ったことは
偶然ではなくて必然ね
いくら願えど戻れない あの雨の日を重ね

降り注ぐ雨は温かく 私の心は五里霧中

もう一度だけでも逢いたいと
傘をささずにまたでかけ

いくら浴びても消えない記憶は 私の大事な宝物よ
いくら繰り返しても戻れない あの雨の日を願い

私の願いを叶えて

降りしきるあの雨の中
小さな商店街のあの場所で

あなたがいたあの雨の日
今でも握り締めている 紺色の傘

もう一度逢いたいから
傘を貸してくれた 優しいあなたに

今日も雨は 希望と絶望を街に注いで
私の思いを嘲るように……私の思いを叶えるように

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†プロフィール†

ASAHI

Author:ASAHI
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仁王立ちだZE★霧雨魔理沙

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